先日、お友達が体験に来てくれたのですが…
水曜日はちょっと忙しくて時間がとれないっておっしゃって。
違う曜日を提案すべきですか?
その方は、〇曜日なら…とか他の希望について口にしてましたか?
いいえ。
水曜日は無理だから、ごめんね。で終わりでした。
なるほど。
さろ恵さんは、他の曜日にレッスン枠を設定しても、その方を生徒さんにしたいの?
そういうわけではないのですが。。。
体験に来てくれたということは、興味があるのだと思うし。
逃すのはなんだかもったいない気がして…断られたショックというのも正直あります。
体験してくれた方に「〇〇だから」という理由をつけて断られると、なんとかその希望に応えて生徒さんをGETしたい!って気持ちがわきがちです。
でもちょっと待ってください。
希望に応える提案を考える前に、頭に置いておいてほしいことがあります。
今回は、断る理由って本当のこと?についてお話します。
日本の美?嘘も優しさのうち
さろ恵さんは、あまり気が乗らないランチに誘われて、断りたいとき、何と言って断る?
そうですね…
その日は用事があるので…とかですかね。
…あ!
そうなのです。
人は断る時、本当の理由は言わないのです。特に日本人は。
嘘も優しさのうち、なんて言いますが、本当の理由を言いにくい時、人は他の理由を見つけて断る、ということをします。
つまり、今回の場合も「その曜日はだめ」ということ自体が、その時点では嘘なのか、本当なのか?がわからないということです。
なので、「きっと本当は習いたいに違いない。都合さえ合えば…その人のために、検討してあげよう」なんて熱い気持ちは持たないほうが良いです。
思いが強ければ強いほど、もう一度断られたときに、勝手に裏切られた気持ちになって悲しくなる可能性がありますから。
次の提案をするなら無理はしない
断られた理由が本当かどうか?はわからないにしても、別の案を考えて提案してみる、ということはやってみてもよいと思います。
ただし、ここで大切なのは、決して無理はしないことです。
- 自分のワークライフバランス
- 自宅なら家族の都合
- 肉体的・精神的なバランス
- コスト
これらをよーく考慮して、別案が出るならばしてみるとよいと思います。
無理して設定した案は、少しずつ心や体にダメージを与えかねません。
とにかく、“自分が楽しくビジネスできること”が大切です。それを忘れずに考えるようにしましょう。
反応がなければ提案は一度だけにする
さろ恵さんは、どうしてもやりたい!という時に都合が合わなかったら、どうします?
そうですね。
ここが合わないのですが、こんなことはできますか?って聞いてみるかな。
そうなのです。
どうしても!ぜひ!という強い気持ちがある人は、「〇〇では無理ですか?」と尋ねてきますよね。
とはいえ「そんなわがまま言えない」というタイプの人も少なからずいます(私はこのタイプ(-_-;))
そんな人のために、無理のない範囲で対応できそうな案を、一度だけお客様に提示してみてください。
それに対して、「反応がない」または「ただ断ってくる」ようなら、もうそこで終わりにしましょう。
それ以上は、「生徒さんが欲しくて仕方がない人がしつこくしてくる」という印象を相手に与えてしまいかねません。
ここでやめておけば、「応えてあげようという姿勢をもつ親切なところ」と好感を持ってもらえることができかもしれませんし、それによって、また別の形で何かしらのオーダーが入るという可能性もあります。
お客様が理由をつけて断ってきた時の対応 まとめ
お客様がなんかしらの理由をつけて断ってきた場合は、「もしかしたら断るための口実を言っているだけなのかもしれない」ということを念頭に置きつつ、できるのではあれば、自分にとって無理のない範囲で別の提案をしてみましょう。
それに対して「反応がない」または「さらに断ってくる」のであれば、「またの機会に」と言って、そこで終わりましょう。
「これならどうかな」と提案し続けることは、「生徒さんが欲しくて仕方がない人がしつこくしてくる」必死な教室、という印象になってしまいます。
せっかく来てくれたお客様。
なんとかして入会してほしい、という気持ちは、特に開業初期なら強いと思います。
でも、入会しなかったのは、あなたの教室とその人の価値が違っていただけなのです。
あなたの提供するもの、条件が悪いわけではありません。
もしその人をがんばって入会させたとしても、きっといつか嫌な出来事が起こると思いますよ。(けっこうあります。このパターン)
あなたとそのお客様にとって、win-winな出会いがきっとあります。
無理はせずに、自分の価値を伝える努力をしながら待ちましょう。
そうですね。
私は生徒さんと楽しくレッスンしたいので、私のレッスンに価値を感じてくれる人との出会いを大切にしたいと思います。