お友達集客でも本コースに入会してもらうためにすべきこととは

教室ノウハウ

お花の教室を始めたら、まずはお友達を誘ってみる、というのはよくあると思います。

誘ったお友達が「いいよー」って喜んで来てくれる率が高いというのも、お花ならではかもしれません。

お花を嫌いな人、いませんもんね。

さて。花教室の学校の講座を一通り終えてめでたく教室開校をした夢子さん。

ゆめ子さん
ゆめ子さん

先週来てくれたお友達が本コースに入会してくれたんです!

きくち
きくち

すごいじゃない!
おめでとう。

ゆめ子さん
ゆめ子さん

お友達だから入会してくれたのだとは思うんですけど…

夢子さん、スゴイですね。

「お友達だから入会してくれた」のではなくて、むしろ「お友達なのに入会してくれた」です。

お付き合いや情けで本コースにはなかなか入会してくれるものではありません。

では、なぜ夢子さんはそれができてしまったのでしょうか。

今回はその理由に迫ります。

生徒さんにレッスンを提供することで、どうなってほしいですか?

あなたが提供するお花のレッスンに通うことで、生徒さんにどんな変化が起きてほしいか?を考えたことはありますか?

ちょっと聞き方が難しかったかな。

わかりやすくというと、どんな時間を過ごし、どんな感情を持ってもらいたいか、そしてレッスンを続けていった先にどうなっていってほしいか、ということです。

がて美さん
がて美さん

ただお花と触れ合って心地よい、それだけじゃダメなんですか?

きくち
きくち

では、逆にがて美さんが何かの教室の生徒さんだとして、「癒される」とか「心地よいから」といって、定期的にお金を支払って通いつづけるって考えられる?

がて美さん
がて美さん

確かに…数回ならいいかもしれませんが、それだけならすぐ飽きてしまいそうですね。

そうなのです。

ただ楽しいだけ、ただ癒されるだけ。それだけだと継続して通ってくれる生徒さんにはなりにくいのです。

実際に、癒しや楽しさを提供していて、生徒さんが長く続けてくれないことを悩んでいる教室は少なくないのではないでしょうか。

お花の資格取得という目的のレッスンならどうか?

がて美さん
がて美さん

じゃあ…やっぱり資格取得コースとかないとダメなんでしょうか…

きくち
きくち

資格を取るだけが目的になってしまうと、取ったら終わり、になってしまう可能性があるわね。

資格取得コースに入ってもらえば、長く通ってくれる、一見そう見えますよね。

ですが、資格取得コースには明確な”終わり”があります。目的が資格取得、なわけですから。

実は趣味のためのコースの方が、これといった期限がないから長く通ってもらえる可能性が高かったりします。
(生徒さんをうまくやる気にさせて、終わりのないお花の世界の魅力に気づいてもらえれば、ですが。)

とはいえ、現在、資格取得レッスンを主としている方もいらっしゃるでしょう。

それでも考えるべきことは同じなのです。

生徒さんが資格を取得した後にどんな未来を期待しているのか?をきちんと考えてみてください。

提供するのはモノではなくてコト-レッスンで得られる未来です

お花の先生をしているあなたにはぜひ、この二点について考えてほしいのです。

  • 教室でのレッスンの時間、生徒さんにどういう気持ちになってもらいたいか
  • それを続けていった先にどんな未来を提供してあげたいか

この二つをしっかり考えて、それを意識してレッスンしてみてください。

すぐに答えが出なくてもよいのです。

それを問い続けること。
それだけであなたの生徒さんに与える印象って変わってきます。

  • 自分が何を提供できるんだろう?
  • 生徒さんが本当に求めている事って何だろう?

それを問い続ける姿勢は、生徒さんへ自然と伝わるし、無意識に言葉になって口からその答えが出ていることもあります。

わかりやすくお伝えすると…

ちょっと表現が抽象的でわかりにくいかもしれませんね(-_-;)

例えばですが、ファミリーレストラン。

ファミリーレストランというのは、どこに行っても同じ味を提供することに重きを置いているため、そうそうハズレないという安心感はあります。

ですが、調理している人もフロアにいる人もマニュアル通りにこなしているだけです。

お客としてそこを訪れた時、「ああ!おいしいっ」って感動することってそうないですよね。

その一方で、個人店のお店では「おいしい」とか「ここは居心地がいい」とか心から感じたことはありませんか。

それは、おそらくそのお店の調理人の方が、お客様に喜んでほしいと思っていて、もっとおいしくするにはどうしたらいいかなと常に考えているからだと思うのです。

そして、そういう調理人がいるお店って、他の店員さんも印象がよかったりしませんか?

どちらが先かはお店によるでしょうが、おいしさを極めようとする調理人の姿を見ていることで、その他の店員の方も自ずととびきり気持ちよい時間を過ごしてほしいと考えるようになったりすることでしょう。

そうしてそのお店のサービスはどんどん素晴らしいものなっていくのです。

つまりそういう事なのです。

ただレッスンをこなしている先生と、どうなってほしいか、どんな気持ちになってほしいかを問い続けている先生。

それは間違いなく生徒さん側に伝わるものなのです。

レッスンにどんな思いを込めているかを伝えられることで起きること

がて美さん
がて美さん

という事は…夢子さんはそれを体験のお友達に伝えられたってことなの?

ゆめ子さん
ゆめ子さん

花教室の学校のワークをしてから、ずっとそのことを考えています。

まだしっかり言語化はできていないけど、こんな気持ちになってくれたらいいなーとか漠然と見えてきたかな。

自分の商品のことについて、深く考えることって実はとても大事な事なのです。

それは自分のビジネス、自分自身と向き合う事なので、ちょっとしんどいなって思う方もいらっしゃるでしょう。

ですが、私たちはプロです。そこはやってみましょう。

しっかり向き合い考えることで、その真剣さが生徒さんに自ずと伝わり、入会へとつながるのです。

それは、体験者からの不意の問いに対する答え方などに現れるものですから。

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