クリスマス、母の日…イベントレッスンは花教室の集客チャンスなのか?

教室ノウハウ

お花の業界と言えば、いちばんのかきいれ時は母の日と言われています。

「教室」だと、クリスマスが一番イベントレッスンが企画される行事かもしれませんね。

みなさんの教室では、イベントがあるとき、レッスンに取り入れていますか?

がて美さん
がて美さん

クリスマスは大きなイベントだし、魅力的に見えそうだから、バーン!と集客できないときついですよね?

きくち
きくち

お花屋さんだと季節のイベントは外せないイメージがあるわね。

でも、教室業でいうと、実はそこまで力を入れるべきじゃないって私は考えているの。

がて美さん
がて美さん

えっ。でもドカーンと売上があげられる可能性があるんじゃないですか。

きくち
きくち

確かに売上という数字だけ見ると、がんばりたい気持ちにはなるかもしれないわね。

でも実は。。。そういったシーズナルレッスンというのは、落とし穴でもあるのです。

ちなみにですが、にこはなではシーズナルレッスンをしていないわけではありませんが、あまり本気で集客しようとはしていません。

あくまでも、既存の生徒さんたちに対するボーナスレッスン的な位置づけにしています。

なぜかといいますと…今回はその理由について、お話していきますね。

イベントレッスンに参加した人のその後

イベント物のレッスンは、キャッチ―で魅力的に見えるので、教室に人を呼ぶチャンス!って印象があります。

誰もがイベントの前に「何かしたいなー」って思うもの。私だってそう。
という事は…需要があるじゃん!

って思いますよね。確かに需要があります。

需要があるってことはチャンスってことだから、たくさん集客しなきゃって思うのも、ものすごくよくわかります。

でもですね。ひとつ考えてほしいのです。

過去にやったイベントレッスンを思い出してみてください。

そのイベントの参加者の方は、そのレッスンをきっかけにあなたの教室を知ったことで、通常レッスンにも参加してくださいましたか?

おそらくほぼほぼ答えはNO!だと思います。

にこはなもそうでした。

自宅教室時代、多い時で50人ぐらいの方にクリスマスリースレッスンをしましたが、そこからのレギュラーレッスンへ来てくれた方は…おそらく0です。

イベントレッスンに参加した人がレギュラーレッスンに参加しないわけ

どうしてそんなことが起きるのかと言えば、答えは簡単です。

イベントでワクワクしたい人とお花の美しさに魅せられてお花を習いたいというは、まったく別な層だからです。

クリスマスを例にして考えてみるとわかりやすいと思います。

クリスマスって何となくわくわくしてきますよね。

何かしたい、クリスマス気分を味わいたいって思うもの。

さぁ、何をしよう。

クリスマスディナー?
クリスマスアフタヌーンティー?
イルミネーション?
クリスマスマーケット?

楽しいものがいろいろあるなー。どうしよう。

という感じに、クリスマスを感じるものを何かしたーい、と思うわけです。

そんな中でもリースレッスンなどにいらっしゃるのは、

おうちでクリスマス感を出したい!電飾買って、ツリーを飾って。

わりとそういう層が多い気がします。

「クリスマスリース」の画像をどこかで見かけで、「ああ!素敵!」ってなるわけです。

何かいいのないかなーと探していたら、自分で作れることを知り、検索する。

はたまた、お友達に誘われて、「一緒に作ろう!」

そんな感じではないかと思います。

つまり、そういった方が欲しているのは、インテリアとしてのクリスマスリースなのです。

その方たちに対するそのレッスンで、生花の良さ、伝えられますか?

伝わらないですよね…
(アーティフィシャルとかやられている方は、ますます一個作ったら数年は必要ないでしょうね…)

だから、イベントレッスンから、生花のレッスンってルートは限りなく可能性がないのですよ。

逆はあります。

生花のレッスンをしている生徒さんは、企画すると喜ばれます。

全く興味がないか方もいらっしゃいますけど。

そのレッスンとその集客は何のためにするのですか?

立ち止まって考えてほしいのが、そのレッスンを企画し、集客をする。

その時間と手間も、あなたの時給って発生してるんですよーってことなのです。

それだけの労力と時間をそこに使っても、そのレッスンで得られる売上は、おそらくそのレッスンによって発生するレッスン料金のみです。

それってコスパ悪くないですか?

その時間を、レギュラーレッスンのために使ったとしたら…いくらになる可能性がありますか?

きちんとしたコースレッスンをお持ちの方なら、〇十万になることでしょう。

イベントレッスンを企画して、準備や集客に時間と手間をかけるくらいなら、今あるレッスンをよりよくすること、その良さを伝えることに集中してみることをおすすめしたいのですよ。

イベントレッスンをして、一過性の集客をしたとしても、売り上げはその月だけのこと。

教室として安定した運営をしていくには、コンスタントに売上を上げていくことってとても大切なのです。

だからもし、あなたの教室がまだ安定した売り上げを維持できていないのであれば、新しいことに着手するのは少し我慢する、そういう手もあるのだということを頭に入れておいてくださいね。

シーズナルレッスンはチャンスなのか? まとめ

季節ごとにやってくるイベントは、お花屋さんにとってはかき入れ時です。

たいていのお花屋さんの売上を支えているのは、お祝いのお花を含めたイベント需要なので、そうなっているのは致し方ないことなのですが、私たち教室業はちょっと違います。

確かにイベントレッスンをすると、通常レッスンよりも集客活動にも反応があるでしょうし、企画する方もワクワクしますよね。

その気持ちものすごーーくわかります!

けれど、そこからのレギュラーレッスンへの移行は期待できないよってことを知っておいてほしいのです。(つまりダメだった…って落ちこむ必要もないのです!)

イベントレッスンによる収入とと通常の教室運営のための安定した売上は、全く別物。

イベントレッスンの売上は、教室をしている私たちにとっては、それこそボーナス的位置づけたと思っておきましょう。

そこを理解した上で、「好きだから」「余裕があるから」やるには、全然良いと思います。

気楽に、自分も楽しむスタンスでね。

がて美さん
がて美さん

理解できましたー

私はそれほどイベントに興味ないので、レギュラーレッスンの良さを伝えられるよう、発信に力を入れていきたいと思います。

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