やっと来た! 体験レッスンの申し込み。だけど…
この間来てくれた体験レッスンの方、ダメでした‥
ドキドキしながらでも、精一杯対応したつもり。
のに…入会はしてもらえなかった。
そんな悲しい経験、みなさんありますよね。
私の教室に魅力が足りないのでしょうか。
ゆめ子さん、しっかり教室のこと考えているし、ちゃんとカリキュラムもできてるから、そこは問題ないと思うよ。
じゃあ、何がいけなかったんでしょうか。
体験レッスンの中身を点検してみましょう。
私たちが運営しているにこはなでは、体験からの入会率が90%を超えています。
今回はそのやり方を参考に、入会につながる体験レッスンのし方についてお話していきます。
体験レッスンの時間はしっかりその方と向き合えるように設定しましょう
様々な教室をみていますと、通常のグループレッスンに、体験の方を入れて、体験してもらう教室が多い気がします。
私は1:1での体験レッスンが良いと思っています。
なぜかというと、「相性」というのは、先生とその体験する方の「相性」であって、他に来ていらっしゃる生徒さんとの「相性」ではないと思っているからです。
そもそもですが、通常レッスンの合間に、体験で初めて参加する方に対しての心配りがきちんとできますか?
逆に考えると、体験レッスンに参加された方に配慮するあまり、既に生徒さんとなっている方のレッスンがおろそかになったりしませんか?
生徒さんたちは、お金を支払ってその時間を買っているわけです。だから、少しも手薄になってはいけないって私は思います。
なので、体験レッスンは、その方のためにしっかり時間を空けるのが正解だと思っています。
「自分は大切にされていない」と感じたら、人は悲しくなります。そういうことが入会を躊躇する理由のひとつになったりします。
どんな対応に対してそう感じるかは、本当に人それぞれ。
危ない橋はわたらないに越したことはありません。
しっかり向き合って、「私はあなたを大切に思っているので安心してください」という無言のメッセージを送ることで、安心感を感じるはずです。
「相手を知ること」を大事にしましょう
体験前にオススメしたいのは、アンケートです。
お名前や住所などだけではなく、過去のお花の経験、何を目的にしているのか、自分の教室のどこに魅力を感じたのか、どんな自分になりたいのか、等いろいろ聞いてみるのがおすすめです。
それを元に、まずはしっかり体験者の方とお話してみましょう。
相手が何を求めているのかやどんなゴールを想定しているのかを聞く事は、自分が提供できることとのズレの確認ができます。
ただし、相手が求めていることが現実味がないことだったりした場合、こういう形なら叶えてあげられるなど、提案できることはしてあげると良いです。
相手はお花の世界にはそれほど詳しくありません。
知らないことに対しての情報を提供してあげれば、体験の方の求めることが変わったりすることもあるものです。
ここでしっかりお話することで、求めている事と提供することのズレやお互いの相性がわかるだけでなく、体験の方に人馴れ、場所慣れしていただくこともできるのです。
体験することで「楽しい」けど「難しい」を感じてもらう
ここはちょっと難易度が高いので、しっかり考えて慣れていくことが必要かもしれません。
レッスンを体験していただく中で、「お花って楽しい」という感情を持っていただく事はもちろん必須です。
だけど、楽しいだけで終わらせてしまってはダメなのです。
フラワーアレンジメントは、「これでいいじゃん」って本人が思えればそれでOKな世界ではあります。
だから、「あー。楽しかった♡」で終わってしまう事ってありますし、実際そういう目的で体験にいらっしゃる方もいます。
そうなってしまうと…「ありがとうございましたー」で終わりになってしまいますよね。
そうならないためには、その体験レッスンの間に、絶妙な難しさを感じてもらう必要があるわけです。
その絶妙な難しさというのは、一見簡単に見えるフラワーデザインが実は奥が深い、というところにあります。
同じお花でも、フラワーアレンジメントとしてよく知られているラウンドやオーバルみたいな形だと素人さんでもうまく行きやすいです。
ですが、プロの技なら、他の見せ方もできるでしょう。
デモンストレーションで同じ花で、あなたのオリジナルデザインを見せてあげれば、「そういう世界もあるんだ」と知ることができて、「そんな風に作れるようになってみたい」と思わせることもできるのです。
これは一例で、自分だったらどうすればフラワーデザインの奥深さを伝えることができるんだろう?とよーく考え見てくださいね。
入会してもらえるお花の体験レッスンの作り方 まとめ
お花の教室をしているからには、たくさんの生徒さんに集まってほしいもの。
そんな時にやってきた体験レッスンのお申込み。
なんとかその体験レッスンで、そのお客様に生徒になってほしい!って誰でも思いますよね。
そのためには、入りのコミュニケーションから体験レッスンの締めのところまで、様々な工夫が必要だという事がわかっていただけましたか?
体験レッスンでご入会いただくためにした方がいいことは
- 体験レッスンは1:1で行う
- 細かいところまでアンケートに記入してもらう
- 楽しいだけで終わらせず、ちょっとだけ難しいを見せる
という3点でお話してきました。
ここに至るまでにもいろいろと工夫すべき点があるので、そちらはまた別の機会にお話しますね。
まずは、体験レッスンの中身をよーく考えてみましょう。
みなさんの成功を心より願っております。