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フラワーアレンジメントの作品を自分の思った通りに仕上げるコツ

にこはなの看板コースである「花*こころマスターコース」では、自分の好きをフラワーアレンジメントで自由に表現できるようになるために必要なことをお教えしているわけですが。

その中の一つに、「下がって確認」というものがあります。

この間行われたレッスンで、それが如実に表れたシーンがありましたので、ここでご紹介したいと思います。

あなたが楽しく素敵に、思った通りのデザインを作り上げることができるようになる、そのためのヒントになると思います。

目次

制作しているときに見える世界と実際に作品を鑑賞するときに見える世界は違う

当たり前なのに、なかなか気づけないのが、アレンジメントしているときに見えているものと、実際に飾った時の見え方がまるで違う、ということ。

制作しているときは、作品はすぐ目の前にあり、見下ろす感じで見えているはずです。

その結果、作っているときは「こんな感じに出来上がった♥」って思っているのに、いざ飾ってみたら、「あれ?なんか違う…」ってことが起きるのです。

逆もまた然りです。

制作しているときに、なんかうまく行かない…って思っていても、下がってみてみたら、「あれ?悪くないじゃん」ってことも起きるのです。

それが顕著に表れたレッスン時の様子を見てみましょう。

作っている時と離れて見た時の印象が逆転???

これは、制作しているときに、制作している人から見える世界です。

L字を作っているのですが、縦部分は顔が丸見えです。

それに対し、横部分はお花の横顔が見えています。

なので、縦部分が顔丸見えだし色が濃いしで強く見えていて、横は横顔で薄いし、花びらの裏が見えているので、弱弱しく見えます。

「縦部分が強すぎる…うーん」って本人は思っています。

では、これを飾ったときに見る角度で見てみます。

お気づきでしょうか?さっきと逆に感じるのを。

縦部分ではお花の横顔が見えて、横部分がお顔丸見えになっています。

そうなのです。

制作しているときと、実際に飾っているときに見える世界は、こんなにも違うのです。

私たちが一般的にフラワーアレンジメントを飾るのは、上から見下ろす感じではなく、目線と同じくらいの高さに置きますよね。

ということは、作っているときに見える世界ではなく、離れた時に見える世界が狙った通りになっていないとダメってことです。

実は、長くアレンジメントをしている人ならば、「制作しているときにこう見えるということは、実際にはこんな世界になっているはず」というのが予測がつくようになります。

ですが、そこまでのキャリアがないみなさんの場合は、座ったままで制作していたら、あなたが思ったような作品は出来上がらないのです。

なので、にこはなでは、入れてみる、下がって確認してみる、を提唱しているのです。
(作品のスタイルによっては、”下がって”ではない場合もあります。)

フラットな意識で見ることも大切

じゃあ、下がって見ればいいんですね♪

ってなると思うのですが、実はもう一つ大きな罠が潜んでいます。

それは、制作しているときに考えていたこと、気になっていたこと、意図していたことが、頭にある状態で見ても、何も見えないってことです。

先ほどの場合で言いますと、「横部分に比べ、縦部分の色が強い…」って制作しているときに気になっていたとします。

その状態の意識のまま、下がってみたとしても…「あれ!?縦部分、思ったより気にならない♥」ってなっておしまいになります。

本当なら、横部分が強すぎるって気づかなければならないのに。

人間の脳は、見たいものしか見えません。

下がって見る時には、作っていた時に頭を占めていたものを捨てさって、客観的な目で観察しましょう。

フラワーアレンジメント作品を自分の思った通りに仕上げるコツ まとめ

制作しているときは、作品を少し斜め上から見ることになります。

そのままでアレンジメントを最後まで作り上げていくと、どうしてもお花を後ろに後ろに、低く低く挿してしまう傾向があります。

ですが、ふわっと軽い感じに作りたいって思った時には、長めに他のお花にかぶさるように挿すというテクニックが有効だったりします。

それを座ったままやってみるとなると、自分の目に近いところにお花が来るということになります。

そのまま見ていると、邪魔に見えてくるし、不快だったりしますよね。

そんな時は、立って下がって確認してみてください。

たぶん、いい感じのところにいたりすると思いますよ。

フラワーアレンジメントで自分が表現したい世界を創りたいなら、いま目の前にある世界だけではなく、下がって全体を見た時にどう見えるか?を確認しながら、進めていくと良いですよ。

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