フラワーアレンジメントを習っていたことがある方でしたら、こんな悩みがあるんじゃないかなと思います。
- 思ったようにデザインできない
- いつも同じような作品になってしまう
- 途中で進めなくなってしまう
実はこれ、センスがないとか才能がないとかそういうことが原因ではありません。
今回は、自分の思った通りにフラワーアレンジメントをデザインするために必要なポイントについて、お話していこうと思います。
これを読んでいただけたら、スランプから脱出して、作品のレベルがワンランクアップすると思います。
たぶんこれ、ほとんどの教室で教えていないんじゃないかと思います。
まだ経験のない方で、これからやってみたい!という方は、教室を選ぶ時に、こういうことを教えてもらえるかということを選択基準の一つにしてもいいかもしれません。
作っているときと飾るときの目線は違うから-離れて確認
まず二つの画像を見てみてください。
実はこれ、同じ作品を角度を変えて撮ったものです。
1枚目は、お花を挿しているときの目線で見た世界。
こんな感じに見えて、デザインしていくわけですが・・・
実際に飾ったときに見えるのは、2枚目の世界。
作っているときはだいたい60度ぐらい上から見ることになりますよね。
例えば今回の作品で言うと、挿しているときはガーベラがみんなこっち向いてて、うわっガーベラさん強いなーって感じるかもしれません。
ですが、実際に飾ったときの2枚目を見ていただけるとわかると思いますが、上を向いたガーベラが空に向かっている感じに見えませんか?
もし挿しているときに、ガーベラ強いって感じて、前に倒れる向きに入れたなら…飾ったときは、むしろこっち向いてて強く感じる…ということになるのです。
だから、作っている場所からだけ見て、そこからの世界の美しさを作っていってしまうと、いざ飾ったときには、思ったのと違う…って違和感を感じることになるのです。
だから、できたら、ある程度配置したら、離れて見てどう見える?を確認しながら作っていくと、思った通りの世界に近づけます。
離れて確認するときのポイント-見てるつもりが見えてないことがある
離れて見ることの大切さは、なんとなーくわかってもらえたかと思うのですが、確認するときにも注意することがあります。
それは、客観的な目を持つこと。
例えばですが、
「この花の向きがうまく行かない…」
「ここがうまく配置できない…」
って気になりながら離れて確認したとしても、その”気になる部分を”大丈夫か確認するってことになってしまうのです。
それだと全体のバランスの確認ができないんですよねー。
自分のために作るなら、あくまでフラワーアレンジメントは「どう見えるか」が大事です。
できるだけ離れて、客観的な目で全体をざっと見れるかがとても大切なのです。
そうはいっても、離れた時に頭の切り替えをするのは結構難しいもの。
なので、私は離れてから、一度お花じゃないものを見てみることをおすすめてしています。
窓の外の世界でもいいし、見なくても頭の中で「今日の朝何を食べたったけ?」って考えるのでもいいです。
脳の中を一旦リセットすると、新鮮な目で作品の出来栄えをチェックすることができますよ。
自分の思う通りにフラワーアレンジメントを作るために必要な本当のこと まとめ
なんとなく伝わったでしょうか。
自分の思う通りにフラワーアレンジメントを作りたいのなら
- 座ったままで終わるのではなくて、ある程度挿せたら離れて確認する
- 確認するときには、脳を一旦リセットして客観的な目でざっくり見る
ことが大切です。
フラワーアレンジメントには正解はありませんが、自分の好きを表現するには、離れて確認することってとても大事だと思っています。
飾ったときに、「これだーー。かわいい」って感じる作品を作ってほしいから。