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多頭飼だった子がお一人様にゃんこになって初めてわかったこと

おひとり様にゃんこ

3年前に21年間一緒に暮らした2にゃんこが、虹の橋を渡っていってしまい、私の元には7歳になる猫1匹だけ残されました。

でもそのにゃんこ、実は

悪さばっかり
ケモノ感がつよい
かわいげがない

私とは相性が良くない・・・
かわいがってあげることも拒んでいるように見える、片思いな感じのネコでした。

そんなにゃんこが一人残され、お一人様にゃんこになってから・・・
別人、いや別にゃんになったのです。

多頭飼いって寂しくないから猫たちにとってはよいこともたくさんあるけれど、一人っ子になって初めて本当のその子がわかることってあるんだなぁ・・・と感じたお話です。

目次

人の気持ちがわかる!? そんな繊細な2人の猫たち

いなくなってしまった2にゃんは、言ってみれば私の “連れ子” なのですが、とても人間に近いタイプのにゃんこでした。

とはいってはその二人にも差があって、とらきちは人にかなり近い感じでしたが、とらじは新入りが来るまではケモノに近いと思っていました。
(新入りが来て初めて、とらじもかなり人に近いってことがわかりました。)

「人に近い」というのは例えば、

表情が豊かで「甘えたいの」「触らないで」というのが手に取るようにわかりました。

また、おなかがすけば私の視線を遮り、目を見て鳴いて訴える。

私が泣いていれば、じーーっとそばにいてくれたり。

私の娘が赤ちゃんだった頃、締め切ったドアの向こうで泣いていた時も、あわあわしながら私にその危機を教えてくれたこともありました(笑)

“飼っていると飼われているの関係” というより、同居人といった感覚でした。

突然ケモノがやってきた。新人にゃんこのとらまる

不登校児だった下の子の心の支えになれば…とやってきたのがとらまるくん。

これがもーー、まったく気持ちが通じ合っている気がしない子でした。

おなかがすけばとりあえず悪さをする。

一人が好き。

さわられたくない。

ネコという生き物は、ペットではなくてパートナーになれる素敵な存在。

と思っていた私にとっては青天の霹靂。

あの2人がたまたまできた子たちなのであって、一般的な猫はこんなものか、と。

こんなケモノ感あふれるものもいるのね、と。

お兄ちゃんがいなくなって、とらまるに起きた変化

そんなある時、お兄ちゃんねこの二人が半年の間に相次いでいなくなってしまいました。

残されたのはとらまるのみ。

いなくなってしまってぽっかり空いた心の穴をとらまるで補おうなんて気も起きず、以前と同じ距離感で付き合っていました。

それから2年ぐらいして気づいたのですが。。。

気づけば、とらまるは一日中私の後を付け回し、出かける準備を始めると不安な顔をし、甘えたいときは甘えたいの。と言ってくる子になっていました。

思えば、とらまるが我が家にやってた時、私にとってはとらきちとらじが一番の存在で、そんなことを彼はきちんとわかっていたんでしょうね。

そして、彼なりにさみしさを抱えていたのだと今になってわかりました。

おひとりさまになって、みんなの関心も視線も自分だけにそそがれるようになって。

僕もあまえていいんだーー

みんな僕を愛してくれるんだ――ヤッホーーっ

って気づいたんでしょうね。

ねこの多頭飼いはいいことたくさん。でも今のその子の個性は偽りかも

そのまるの変化を見ていて分かったこと。

それは、多頭飼いのときに見えるその子の性格は、本当ではないかもしれないってこと。

どっぷり甘えているまるちゃんを見ていると、とらじもたくさん甘えたかったんだろうな…とめちゃめちゃ反省します。

そんなこと、まったく気づかなくて。

いつも「待ってて」と言ってた記憶しかありません。

最後が近づいてからは、ベタベタに甘えてきたので、あれが本当の彼の姿だったんでしょうね。

どんなにゃんこもやっぱりめちゃめちゃ甘えたいのだと思うんですよね。

なんとか隙間を見つけて、甘え下手な子もどっぷり甘えられる時間を作ってあげることって大事なのかもしれません。

それでも甘えられないあまのじゃくな子もいるんでしょうけど。

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