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学校は行くのが当然? 大人に求められる接し方とは| 不登園・不登校

新学期が始まるころになると、毎回悲しいニュースが届きます。

テレビやネットでは”こんな人もいるよ” “ひとりじゃないよ”と一生懸命にメッセージを送っています。

確かに体験を語ることはとても大切で、それを見て元気づけられたり、もう少しがんばってみようという気持ちになる子もたくさんいるでしょう。

でも、思うんです。

思い詰めている子はそんな番組もページもみません。

もちろん、いのちの電話なんて電話できる状態ではありません。

それすらできない。
そんな状態になることってあるのです。

目次

にこはな広報担当の娘は不登園・不登校児でした

どうしてそんな事がわかるのか?というと、にこはな姉妹の菊池の娘がかつてそうだったからです。

彼女は生まれたときから生きにくさを抱えていて、不登園から始まり、不登校、中学から中高一貫、そして高2に当たる年の秋に、通信制に転校しました。

当時は珍しいタイプの不登校でした。今ならHSCという言葉がメジャーになっていますが、そのタイプでした。

その頃は、そんな子どもがいるという知識が、どの機関にもなく、理解されず、行き場がない状態でした。

手探りでどう関わったら、子どもの心が軽くなって、苦しみから抜け出せるのかを考えて、いろいろとやってみたりしてました。

これ、意外に気づけていないと思うのですが、実は学校に行けない本人が一番つらいのです。

行くのが当然、みんなできてる。それができない自分は悪い子って思っているのです。

「いかなくていいよ。つらいなら」と母は言ってあげますが、心の何処かに「普通になって欲しい」という思いがあったりします。

それって気づかないうちに子どもに伝わってしまっていたんですよね。

自分の中で心から「幸せでいてくれれば学校なんてどうでもいい」って思えたときに、娘の顔が明るくなっていったこと、今でも良く覚えています。

お母さんはお子様の様子をしっかり観察してみてください

追い詰められている子にしてあげられることって、なんでしょうか。

一番は身近にいるお母さんが、子供たちが必死に隠そうとしているSOSのかけらを見つけ出すことではないでしょうか。

小さい子はおなかが痛いと言い出したり、朝起きようとしなかったり、わりとわかりやすくSOSを出してくれますが、中学生以上になるとかたくなに隠そうとする傾向があると思います。

夜眠れていそうですか?

食欲はありますか?
逆に食べ過ぎていませんか?

会話はできいますか?

ふさぎこんでいませんか?
逆に明るすぎませんか?

学校に関すること、自発的に発していますか?

宿題とか準備している様子はありますか?

身支度ちゃんとしてますか?

「もう学校始まるっていうのに、何も準備していない」なんてことが気になって、「ちゃんと準備しなさいよ」なんて言わずに、まずは、「何か足りないものはない?」程度の声掛けにしてみてください。

そして、その時の表情や言葉などのしっかり観察してみてください。

世界が怖くて学校に行きたくなかった私自身の場合

かくいう私も、学校でうまくいっていないことを親に悟られまいと必死でした。
(実はうまく行ってなかったのではなくて、うまく行ってないと思い込んでた、が正解なのですが)

だって、そんなことが知れたら、自分に価値がないって認めることになりそうで、とにかく怖かったのです。

その時の私の態度は、「しゃべらない」「いつも不機嫌」でした。

でもね、心のどこかで「気づいて~」って思ってました。

母親が何か言ってくる→反抗的に返す→母だまる。いつもこのパターン。

どうしてもう一歩踏み込んでこないんだろう?って思ってました。

私の心にズカズカ入ってきて、聞きだしてよ! という気持ちがあったのです。

わけもなく反抗的な態度をとった時、「反抗期なのね。まったく腹が立つわ」で済ませないでほしいのです。

ちょっとしつこく、「何か嫌なことでもあるの?」「もうすぐ学校だね。ブルーになってない?」って聞いてもらえたら、何か言えるかも知れませんから。

大人の都合は一旦忘れて子どもの「今」に関わってみてほしい

仕事がある、用事がある。

大人には様々な都合があって、子供の様子がいつもと違うって、不都合なことだったりしますよね。

その気持、そのお立場、よーくわかります。

でも・・・ですね。

仕事や用事って、実はなんとかなるものではありませんか。取り返しがつくものではありませんか?

でも、お子様の「今」って「今」なんですよ。

子供時代って「今」がすべて。その先の未来は見えません。

少しその「今」に関わってみてあげてほしいのです。

長期間の休みに入る時。表情が明るくなるかも知れません。

長期間の休みが終わる時。塞ぎ込んで会話が減るかも知れません。

学校にいけなくなる。それを一生引きずることはありません!

ほぼ行けなかったうちの娘が、元気に大学に通っていますし、アルバイトもできています。そして自己肯定感はエベレスト級です

その「今」にどんな対応をしてあげたかで、未来が決まります。

社会との関わりを…とお考えならにこはなを利用してください

にこはな妹の娘の場合、不登校で学校に行けない時は、にこはなでお手伝いしたりしていました。

にこはなの生徒さんには、事情をこっそり話してあって、普通に大人として接してほしいって伝えていました。

だから、とても居心地がよかったみたいです。

他にも不登校でお花を習いに来た子もいました。

どこかで社会に関わることって自信になります。

学校だけじゃない世界があるって、そんな当たり前のことが子供たちにはわからないものです。

実際に社会のどこかで、学校に行けない自分が奇異な目で見られないってことが、ものすごい安心感と自信につながるみたいです。

お友達が外で会わない時間でもいいですし、外を歩いていても不自然じゃない時間でもいいです。

ぜひレッスンに来てみてください。ついでにお手伝いなんかも軽くしてもらったりしてます。

もし必要なら、いつでもご相談くださいね。

たくさんの子供達が自分らしく楽しく生きていくことを、にこはなはいつもいつも応援しています。

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