子供が大きくなって、遠くの学校に通うことになったり、就職したりして手が離れた時。
または、そこから続く親の介護などが落ち着いたときや長く勤めていた会社で定年を迎えた時。
忙しかった時は、欲しくてたまらなかった「自分の時間」がぽーんと目の前に現れる。
「ああ。時間があったらこれをやるのに」って思っていたはずなのに。
初めこそ、あそこを片づけなきゃとか後回しにしていたことをしていたとしても、だんだんとすることがなくなり、時間が余ってきて。
いざその時が来ると、「やりたいことが何もない…」「何をしたらよいかわからない」そんな方多いのではないでしょうか。
どうしてそんなことが起きてしまうのでしょうか。
そして、そんな時はまず何をしてみるといいのかについてお話してみたいと思います。
忙しい時の”やりたい”は制限の中での欲
時間が取れない時は、あれもこれもやりたいって思っていたのではないでしょうか。
私もありました。
ファンだったアイドルのDVDを一挙に見るぞ、とか、映画をたくさん見たいなぁ、とか。
じゃあ、実際時間ができてから何をしているかと言えば。。。自営なこともあり、結局仕事しかしていません(笑)
どうしてそんなことが起きるかと言えば…学生時代の校則に縛られていたときの状況に似ていると思います。
あれもこれもできない、という制限の中で思いつく欲というものは、その生活の範囲内で一番しにくいことだったりするんじゃないかって思います。
学生時代の金髪にしたいとか夜遊びしたい、みたいにね。
私で言えば、子どもがずーーっと話し続ける子で、2時間とか一人で没頭して画面にかじりつく、なんてことはできませんでしたから。
今なら簡単にできてしまう。
そんな制限のない世界に行ってしまったなら、もはやそんなことは魅力的ではなくなってしまったって言うのがあるんじゃないかなって思います。
自由を手に入れた今、好きな事、したい事を見つけるには
おすすめは、時間がない!って状況になる前に好きだったことを思い出してみるという事です。
つまり、大学時代とか独身の会社員だった時とか、その頃にです。
はるか昔の若かりし頃、あなたは何が好きでしたか?何をしてましたか?
思い出せたら、まずはそれに関する情報を探してみてください。
そうすると、それそのものの情報だけでなく、それに関連している別のもの、たまたま開いたスマホの画面に出ていたものなど、思わぬ「好き」や「したい」に出会えるかもしれません。
情報に触れるっていうのは本当に大事です。
自分の見える世界の幅を広げてくれます。
自分が夢中で過ごしてきた間に、この世界には新しいものが続々と生まれています。
その中に、今のあなたが夢中になれるものがあるかもしれません。
人と出会うのもいいかもしれません。
とにかく、今のあなたが知っているものはこの世に存在しているもののほんの一握りです。
いろいろな方法で選択肢を増やしていけば、楽しいことと出会えると思います。
お花の習いごとはおすすめです笑
お花の教室をしているから…というのもありますが、好きを探す最初の一歩として、お花の習い事はものすごくお勧めです。
私たち世代ではメジャーな習い事だったので、過去に体験したことがある人も多いと思います。
当時はまだまだ贅沢な習い事だったので、憧れていたけれど叶わなかったって人もいるかもしれませんね。
何よりも、お花が嫌いな人はいないとでしょう。
実は、お花と触れ合う時間って自分と向き合う時間にもなります。
これまで忙しく、夢中でがんばってきたのに急にそれがなくなると、人は空虚感を感じて、何もなくなってしまったようなさみしさを感じたり、目標がなくなったことによって不安になったりしてしまうものです。
お花との豊かな時間を過ごすことで、自分の好きを見つける心の状態が手に入るかもしれません。
お花というツールで誰かとつながるのもまた、次の好きを見つける新しい扉を開くことにつながるかもしれませんよ。
もしにこはながあなたのお力になれそうなら、お気軽に体験レッスンに来てみてくださいね。