お花屋さん働きたいの。
お花の先生になりたいの。
ウェディングのお花の仕事にあこがれている。
知恵袋でもよく見かける切実な質問です。
この疑問にお答えしましょう。
そうなんです。
必要ないのです。
大手生花店で店長まで経験し、にこはなで17年教えている講師の中村が資格を持っていないのがいい証拠!
あっ。ただし、具体的に働きたいところが決まっていて、
応募の条件として必須、とあったとしたら別です。
でも、そういうことはめったにないと思います(*^^*)
基本的には、資格がないと働けないところはないはずです。
さらに、「あった方がいい」ということもないと思うのです。
どうして?なのかについてお話しましょう。
そもそも「資格」って何?
日本における「資格」って2通りあると思うのです。
一つは、ある職業に就くために、技能・知識を習得が必須であり、それを証明するもの。
「専門資格」というものですね。
弁護士とかお医者様とか、危険物取扱とか。
みなさん、必死でお勉強して取得されてますよね。
こちらは絶対に必要なものだし、ないとその職に就く事はてせきません。
もう一つは、ある団体の既定のカリキュラムを終了しました。基準となる水準をきちんと満たせました。というもの。
つまりは「証明書」的なもの。
お花の資格って後者です。
そう。なくても全然困りません。
ほんとーに! 必要ないんです!
もう一度言っちゃいます。
にこはな講師も資格は持ってません
にこはな講師の中村ですが、前述したように資格は持っていません。
某生花店勤務時に社内研修はありましたが、資格を取るというものではなく、
あくまで社内の技術水準を一定に保つためのもの、という趣旨のものでした。
その会社はお花の学校もしてましたから、その中のカリキュラムを一部使用していたかもしれませんが、内容はもっと実践的なものだったと記憶しています。
(ちなみにですが、あまりいい評価ではなかったことはナイショです(-_-;))
中村の場合は、裸一貫で(笑)東京に出てきて、某大手生花店に入社してから15年間、馬車馬のように働いた経験のみで現在に至っております。
自分の担当部署が
大きな会場のパーティーの装飾であれば、大きな装飾のやり方や、テーブルごとの配置や見え方を考えた生け方を学び、
店舗であれば、ギフトフラワーのアレンジの仕方を学び、と
その時々で必要な技術を身に着けて行ったのです。
今の教室での「教える」についても、自分で教室を持ってからの学びです。
お花に関わる仕事に就くために資格は必要か?まとめ
あなたがもし、ウェディングのお花の仕事やお花屋さん、お花の先生になりたい、と思ったとしても、がんばって資格を取る必要はありません。
(ただし、応募条件に合った場合は、それに従ってくださいね)
どんな仕事でもそうですが、資格があった方がいい気がしてしまいがちなお国柄ではありますが、資格よりずっと大切なものがあります。
それは、その仕事につきたい! という熱い気持ち、情熱です。
お花の仕事って、ぶっちゃけ見た目と真逆でけっこうきついです。
暖かいとお花が開いてしまうから寒い場所でする仕事ですし、水を使うので手荒れもする。
スピードも大切な仕事なので、厳しく指導されることもあるでしょう。
そんな時、どんなにきつくでも絶対こうなりたい!っていうゴールを目指して頑張れるか?が大事です。
そこを採用する側は見ていると思います。
お仕事の仕方とかデザインの方向性とか。そういうものは、その場所によって違ってくるもの。
実際に働くようになってから、そういうことを学んでいくので、余計な先入観はない方がよかったりすることもありますよ~
じゃあ、資格って何のためにあるのさ?については、また次回~
注:上記の意見は私見です。それぞれの立場でいろいろな意見があるかと思いますが、ご容赦くださいませ~