先日の記事で、そもそもフラワーアレンジメントって何?のお話をしました。
なんとなくイメージできたかしら?
フラワーアレンジメントっていうと、一般的には生きているお花、生花をイメージすると思いますし、実際に教室は生花のレッスンが基本だと思います。
ですが、今は生のお花だけではなく、様々な素材の”お花っぽいもの”を使ったレッスンをしているところもありますし、生花と並行してそういったレッスンをしている教室は多いです。
その一方で、一般の方とお話すると、その”お花っぽいもの”
- ドライフラワー
- プリザーブドフラワー
- アーティフィシャルフラワー
の違いなどがよくわからない…というお声を耳にします。
というわけで、今回はこれらの違いについてお話してみたいと思います。
ドライフラワーって何? どんなもの?
ドライフラワーは、その名の通り、生きているお花を乾かしたもの、ドライなフラワーです。
ちょっと色がくすんでいて、アンニュイな雰囲気が良い感じの素材ですよね。
ドライフラワーは、お花を乾かしてつくるわけなので、自分でも作れる所がお手軽で魅力的ではありますが、だんだんお花の鮮度が落ちてきたからそろそろドライフラワーに…というのはおすすめできません。
鮮度が良いうちにしっかり開花させて、なるべく時間をかけずにドライにするのがきれいに仕上げるコツです。
また、どんなお花でもドライフラワーにできるわけではなく、向いているお花と向いていないお花があります。
このあたりは「ドライフラワー 作り方」で検索して見るといいですね。
このドライフラワーを使って、アレンジメントをつくる方法を教えている教室もあります。
ドライフラワーの場合は、段々と色あせていってしまうので、半年から1年ぐらいの持ちだと思います。
プリザーブドフラワーって何? どんなもの?
プリザーブドフラワーというのは、生のお花の色を一度抜いて、特殊な染料で着色した花材です。
なので、素材的には偽物か本物か?と尋ねられれば本物になります。
(あ。「ブリザ」だと思っている方が意外に多いのですが、「プリザ」です。凍ってはいませんのでご注意!)
着色しているので、パステルだったり華やかだったりと、自然界にない色合いのお花があります。
どこか人工的な雰囲気がしてしまうところはあるのですが、その分、パールとかリボンとかのマテリアルとの相性は抜群で、アレンジ方法が無限!なのが魅力かもしれません。
プリザーブドフラワーの場合は2年ぐらいもつと思いますが、花びらが壊れやすいのが弱点ですね。
アーティフィシャルフラワーってどんなもの?
アーティフィシャルフラワーというのは、最近わりとブームになりつつある花材です。
簡単に言うと、「造花」とか「アートフラワー」とかそういうものになるのですが、以前とものと違って、そんないかにもニセモノ!という感じではないのです。
布とかプラスチックとかいろいろな素材をうまく利用して、本物のお花に近い素材感を出そうとメーカーの皆さんが本当に頑張っていらっしゃいます。
うちのお店にも何点か飾ってあるのですが、通りかかる方からは本物だと思われています(笑)
茎や葉にワイヤーが入っているので、形を自在に作れるのが大きな魅力で、アーティフィシャルフラワーを使ったレッスンをしている教室は多くなりました。
また、もちろん生きていないし、素材も人工物なので、日に当てたりしない限りは半永久的に持ちます。
何を教えてくれる教室なのかをしっかり確認して選びましょう
「フラワーアレンジメント教室」で検索すると、本当にたくさんの教室が出てきます。
その中には、先に挙げたような、生花ではないレッスンをしているところがたくさんあります。
- 自分がどんなものを習いたいか?
- どんな風に飾りたいか?
をしっかり考えて、気をつけて教室を選んでみてくださいね。
そうじゃないと、行ってみたら自分が習いたいものではなかったなんてこともありますから。
みなさまが心から楽しめるお花の世界と出会いえますように。