おうち生活をしている間に、お花の癒しパワーに気づいた方も多いと思います。
お花屋さんの店先に見かけることが多いミニブーケ。
“サービスブーケ” という名前だったりもしますね。
リーズナブルでかわいい!とつい手に取ってしまった経験、誰でも一度はあるのでは?
こういうミニブーケを買ったことがあるという方、おうちに帰って「さぁ飾ろう♪」となったときになって、ちょっとした違和感を感じたことはありませんか?
例えば…
あれって外しちゃいけないのかな?
はたまた
お店で見た時はかわいかったのに~
今回はそんな経験をしたことがある!という方にぜひ読んでいただきたい内容です。
- ミニブーケをかわいい♪と思って買ったことがあるけど、飾ってみたら思ていたのと違っていた
- 前に買った時、思う酔いに飾れなかったからもう買うのはやめたの
という方のために、
- どうしてうまく飾れないのか?のその理由
- かわいく飾るためのアドバイス
についてお話してみたいと思います。
ミニブーケがうまく飾れない理由はラッピングの魔法にあった
あなたが一度はときめいたことがあるのは、こんな感じのかわいいミニブーケですよね。
では、この子の秘密を暴いていきましょう(笑)
まず、この周りについているラッピング。
ミニブーケにはだいたいついてますよね。
ギフトでアレンジメントをもらった時にもついているのではないかと思います。
実は、このラッピングに飾った時に感じる違和感の理由があるのです。
ミニブーケの必需品ラッピングは寄せてあげてくれるスグレモノ
このラッピングには、お花たちの顔をググッと寄せて、きゅきゅっとキュートに見せてくれる効果があります。
また、本来は枝分かれしているお花を寄せてくれるので、スカスカ感がなくなってボリューミーに見せてくれる効果もあるのです。
私たち、かわいいお花たちがぎゅっと集まっているのを見ると、きゅんとついついときめいてしまいますよね。
まさに”寄せてあげて” お花たちを魅力的にしてくれているわけです。
ミニブーケの必需品ラッピングはボリューミィに見せるマジックアイテム
実は、色付きのラッピングがお花に密着していることで色の効果を発揮してくれています。
ミニブーケの場合は、お花の色味に近づけたり、同系色のお花にある色味にすることで、花材が多く入っているように見せる効果があるのです。
そう。ラッピングの色がお花たちの色にプラスオンされて、目の錯覚でボリューミーに見せることができるのです。
(だからこそ、リーズナブルな価格に設定できるのですけど。)
ギフトブーケなどの場合には、ボリュームを多く見せるという目的だけではなく、このラッピングによる色の効果によって、お花の色をより鮮やかに見せてくれたり、華やかさを演出してくれたりする、とても大切なツールだったりもするのです。
ミニブーケを実際に飾ってみたら、なんかさびしい・・・その理由
では、そんないろいろな効果をもつラッピングを外してみましょう。
(さみしいのは、画像がイマイチだからでは?という突っ込みはヤメテクダサイ(-_-;)
上でお見せしたミニブーケの周りのラッピングを外しただけなのに、なんかショボイ感じになってしまいましたね。
つまりあなたがお花屋さんで魅せられたミニブーケは、ラッピングによって、ボリュームがあるように見え、全体の形のバランス・色のバランスが取られていたのです。
なので、ラッピングを外してしまったとたん、小さく、バランスが悪く見えてしまうのです。
ラッピングの力、おそるべし!ですよね。
ミニブーケのラッピングによるもう一つの罠
実はもう一つ、あなたはラッピングの魔力により、見落としていたことがあるのです。
思い出してみてください。
お花屋さんの売り場では、目線寄り下の方に置いてありませんでしたか?
つまりです。あなたがそのミニブーケを上から見るようにディスプレイされていませんでしたか?
ラッピングはお花たちの側面を覆うように巻かれています。
なのでそのミニブーケは初めの画像のように、
上から見てどう見えるか?バランスが取れているか?
という視点で制作されているのです。
ところがです!
実際にあなたはそのミニブーケを入れた花瓶をどこに置きますか?
おそらくカウンターとか玄関の棚とかテーブルなどの、自分が立っている時の目線、はたまた少しだけ下あたりの高さのところにおきませんか?
だから、あなたがお花を見るときには、横からとか斜め上からになるはずです。
つまり、買った時と飾っているときの、お花を見る視点が違うわけです。
買う時は真上のお花の顔が全員こっちを見ている状態。
一方、飾るときは横顔になっているわけなのです。
買った時はラッピング込みの上からの表情を気に入って買っているわけですが、実際に飾るときはラッピングを外し、ちょっと寂しくなった横顔を見るわけですから、違和感を感じるのはごもっとも!なわけなのです。
ミニブーケを素敵に飾るためには、グリーンなどをプラスしましょう
ラッピングを含めてトータルでバランスがとられているという事は、ラッピングを付けたまま飾れば売っていた時にみたイメージのまま飾れるということになります。
でもでも、なんとなくお花たちが窮屈そうだし、そのままでは、横から見た時はちょっとおまぬけさんですよね。
エリザベスカラーみたいになっちゃいますから。
お花の健康ことを考えると、外して飾るのがもちろんベストです。
では、ラッピングを外すことによって失われた色味やボリュームを補うにはどうしたらよいでしょうか?
こんな風にグリーンなどの花材をプラスしましょう。
どうですか?
バランスよく、寂しくなく見えませんか?
プラスする花材も、お花だと色味に悩みますよね。
はじめは何を買ったらいいの? 何が合うの? と悩むかもしれません。
実は、一番簡単なのはグリーン。葉っぱ系です。
しっかりと大きめの葉のものを選んで、ラッピングがあったあたり=下の方に充ててあげる感じに添えれば、初心者の方でも簡単にバランスが取れますよ。
まずはいろいろなグリーンを買ってみて、どんどん合わせてみましょう。
もちろん、お庭などにあるアイビーなどでも全然OKです。
下に垂らした感じにすれば、横から見ても〇ですね。
グリーンは持ちが良いので、次のお花にも合わせられちゃったりします。
色合わせ苦手さんでも確実に合うグリーンで練習すれば大丈夫!
お花を飾ることに慣れてきたら、いろいろなお花を試しに買ってみて、どんなものにどんな色・形のグリーンが合うか?という練習をしてみるのも楽しいですよ。
そのうち、これだ! というのが見えてきます。
お花は数稽古ですから。
ここだけ気を付けて!のポイントとしては、ミニブーケには必ずメインのお花が一つは入っているはず。
メイン、つまりいちばん目立つ子ですね。
その子より目立つお花はNGです。
そこだけ気を付ければ大丈夫。
失敗を恐れずチャレンジしてくださいね。
素敵なお花生活を♪
ミニブーケはもちろん、ナチュラルなブーケも作れるようになっちゃうレッスンもしてますよ~