にこはなのキッズのレッスンはいつもけっこう本気です。
「今日は1焦点だよ~」とか「田んぼだよ~(複数焦点)」とか、毎回お題が出るのですが、イベントものの時は「今日は工作だよ~自由にやっていいよ~」とお許しができます。
久しぶりに企画したイースターのアレンジメントレッスン。
子供たちのかわいい顔が見たくてのぞいてきました。
まずは卵にお好みの模様を描こう!
講師中村が時間をかけて食べ続けた卵の殻は、お花の色に合わせた色に着色済み。
その卵に好きな模様を描いてもらいました。
一生懸命です。それぞれの個性が光ります。
そしてお花を自由に挿していきます
幼稚園の頃から月二回通ってくれているSちゃんも、もう5年生。
細くてか弱い茎のお花も、きちんと茂みをかき分けて傷つけないように上手に挿します。
この手配りは大人でもかなわないかも、と思いました。
ずっとがんばってお花と向かい合ってきた時間が、しっかりと彼女の中にしみこんでいるのだ、ということがなんだかとてもうれしく感じました。
Kちゃんはまだ始めて1年足らずの3年生。
お花とお話しながらアレンジしてるのかな?と聞きたくなるくらい、とにかくにこにこ楽しそうなのです。
みているこっちまでニコニコしてしまいます。
低学年だと他の子と一緒になるとついつい集中力が落ちてしまうことが多いのですが、Kちゃんはずーーーっと集中力が途切れませんでした。
本当にお花が好きなのね♡とうれしくなります。
「お花」という習い事を通して子供たちが手に入れてほしいこと
私たちはお花というツールで子供たちと触れ合っているわけですが、「お花のデザイン力そのもの」を植え付けたいと思っているのでなく、生きるために必要ないろいろな力を身に着けてほしいと思っているのです。
にこはなでは、出来上がった作品を自分で包んで袋に入れてもらっています。
当たり前にできそうですが、もしかしたら小学生にはなかなか難しいのではないかと思います。
水平を保って(水がこぼれてしまいますから)
お花を傷つけないように
ぴったりサイズの袋に両手で持って入れる
これ、最初はみんなできません。
(大人でも苦手な人がいそうです(笑))
実は、これだけの行為にたくさんの知恵が詰まっているのです。
前出のSちゃん、何も問題なくするっとあまりにも鮮やかにしまったので、ホレボレしちゃって聞いてみました。
「いろいろなこと器用にできるでしょ。学校でみんなにすごいって言われたり、褒められたりするんじゃない?」
「ぜんぜーん。頭がいいことかはよく褒められてるけど私は何も褒められることないなぁ」
なんか残念です。
こんなに丁寧にものを扱えたり、器用にこなしたりできるのにそれを認められるチャンスがないなんて。
あっ。でもきっと社会出た時に認められる気がします。
絶対!
楽しみです(*^^*)
今日も楽しい花生活を♪