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お正月の素敵アレンジメントのお花を調達せよ! 市場での花争奪戦は熾烈なのだ

お正月 アレンジメント

お正月のお花が出そろった頃の市場って、ものすごい争奪戦が行われるって知っていましたか?

基本、お花のレッスンの花材を購入をしに市場に行くのは、もちろん講師中村の仕事です。

毎度毎度、市場の仲卸さんが並んでいる通路を鬼の形相で何往復もしています。
(あまりにもすごい勢いなので、市場でうわさになっているかも…)

というわけで、年に一度、お正月の花材をそろえるときには助手・菊池も同行します。

なぜかというと、お正月の争奪戦に勝つ(笑)ためです。
今回はちょこっと、中村のこだわりと過去の争奪戦の様子をお教えしたいと思います。

中村
じゃ、3時に迎えに行くね
菊池
ラジャー!!

そう。戦いは早朝?いや深夜からスタートするのです。

目次

ミッション1 できるだけ形が良くて痛みの少ないピンポンマムをゲットせよ

市場につくのは、4:00過ぎ。

本当はこの時間では出遅れ気味。

市場はすでにたくさんの人で大にぎわい。

まずは、端から仲卸さんの品ぞろえをチェックして、今年の色味を決めていきます。

たくさん仲卸さんがある中、理想的なピンポンマムがなかなかないのです。

これだ!

ころっと大きくて、黄色が山吹色に近くてかわいい♥。
ということで菊池が一目ボレ。

ピンポンマム

そのお隣にあった緑のピンポンマムもこれまた大きめで、さらに色味が濃すぎず上品なお色でした。

これで間違いない! と菊池は思ったのですが、

中村
端までみてくるから、ここでこの二人をキープしつつ待て!
菊池
ラジャー!!

欲張りな中村は、もっといいものがないかとさらに端まで探索に。

ということで菊池はこの立派なピンポンちゃんとその仲卸でしばし中村の帰りを待つわけですが…

その間ずーーっとそこの仲卸に買いにやってくるお花屋さんたちの姿を見ていました。

ここまでまじまじとウォッチングしたことはなかったので知りませんでした。

ぱっと来てばっと見て、ばっと決断。
あっという間に目の前にあったお花たちが、素敵順に買われていきます。

みなさん、他の人に取られてしまうからでしょうね。
これ! と感じたらすぐにお買い上げです。

これでは、悩んでいたらなくなっていた、なんてことがよくあるのは仕方ないことなんだなぁ・・・とその争奪戦の様子をみてしみじみ思ったのでした。

結局、これ以上のモノがなくて、この二人をメインにすることに決定でお買い上げ。

ミッション2  持ちがよくて状態の良いランを探せ!

メインの子が決まり、次はラン。

毎年いろいろなランを使用しているのですが、今年は先発隊で購入しておいた極上の千両がかなりお高かったため、予算に限りが…

千両

千両は実はなかなかお手入れが難しく、いろいろと研究した結果、ちょっとお高くても持ちがよいものということで、今年はドーーン! といったのでした。

ということで、限られた予算の中で、なおかつ、持ちがよくて状態が良いもの。

ランは特にぶつかってしまったりするとわかりやすく茶色になってしまっていたりします。
そこを確認しながら、より良いものを探します。

オンシジューム ハニーエンジェル

今回は久しぶりにオンシジュームを。

この子はハニーエンジェルという品種で、花の根元にオレンジの点々がついているものとはちょっと違う、黄色がきれいな子。
さーらーに、持ちがいい優秀な子なのです。

これも端から端まで確認して、一番元気のいい子をお持ち帰りしました。

さらに周りを盛り立てる脇を固める子たちをいくつかチョイスして、お買い物終了。

時計はすでに8:00過ぎ。
レッスンがあるので急いで帰りました。

4時間ちょっとの戦いでそろったメンバーで舞台を作ります

今回は4時間ちょっと。
先発隊で松や千両を購入済みだったので例年より短めで終了しました。

お花屋さんってみんなそんな大変なの? といえば、そういうわけではありません。

みなさん、主なものは注文でそろえてもらいますから。

でも、私たちはそれをしていません。
なぜかというと、中村の細かい注文には応えてもらえないから、です。

そのお話は何度かしていると思いますが・・・

黄色といってもレモンイエローから山吹色まであります。

同じピンポンマムでも、直径3cmのものもあれば今回使用した6cmぐらいのものあります。

ピンポンマムの場合だと、うまくは咲けずにきのこのような形になってしまう不発の子もいるし、完全に咲ききっているもの、真ん中がまだ開きかけで持ちがよさそうなものもあります。

だから、中村の目利きが必要になります。

色、傷の具合、開いてからどのぐらいたっているか? などなと、すべて彼女の目で見て選んでいます。
その目利きには妥協は一切ないのです。

一つ一つの花材を決めるとき、中村の頭の中にはその組み合わせとか出来上がった時の雰囲気とかがおそらく見えています。

彼女の頭の中にどんな絵が描かれているのか…中身を見てみたいな、とよく思います。

で、役者がそろってどんなものができたかというと…

お正月 アレンジメント

同じ花材を渡しても、自分が置くつもりの場所や広さによって、方向性が変わってきます。
さらに個性がプラスされて、それぞれが全く違うものになるのです。

面白いですね。

ちなみに・・・
上には書いていませんが、同時にラグジュアリー用の花材も購入しています。

こちらはこんな感じ。

お正月 アレンジメント

うーん。キュート。

というわけで、レッスンにいらした皆様。
中村が命懸けで選んだかわいい花材たちをしっかりかわいがってくださいね。

昨年のお花はこれでした!

お正月アレンジメントレッスンの作品

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