クラフト系習い事とお花を習うことの決定的な違いとは?

にこはなの生徒さんで、他にもクラフト系の習い事をしている方がいらっしゃいます。

その方が先日こんなことをおっしゃいました。

 

生徒ちゃん
向こうの教室だと、これで合格! とわかりやすいし、一通りできたらディプロマの様なものがもらえるんです。
でも、お花は、先生に「これで大丈夫!」と言われても自分ではよくわからなくて。
家族にも上手、とかきれいとか言ってもらえるんですけど・・・正解がよくわからないから不安なんです。

 

なるほど。確かに、他のクラフト系習い事とお花のレッスンって、一緒に並べてしまうとそんな気持ちになってしまうかもしれませんね。

今回は、他のクラフト系の習い事とお花を習うことの決定的な違いについて考えてみたいと思います。

クラフト系の習い事は見本が答えになりうる

クラフト系の習いごとは、おそらく見本があって、それをそのまま模倣する、というスタイルになっていると思います。

そして、模倣を通じて、いろいろなテクニックを教えてもらえるわけです。

しかも、材料は同じ。

だから、再現性はものすごく高いし、ちょっと不器用でうまくできない! としても、何度も練習すればオリジナルに近づけることは可能だと思います。

しかも、見本という名の”答え”がそこにあるわけですから、そこに向かってひたすら研鑽すればよいのです。

目標が明確なら、あとはそこに向かうだけ、というのは心理的にとても安定することでしょう。

そして、その見本と自分の作ったものを比べ、”答え合わせ”ができるわけです。

そこには「芸術的センス」というものは特段いらないわけですから(むしろアレンジしてしまうと違うものになってしまいますよね)、答えが合っているかは見本と同じにできたかどうか?という基準で見ればよいので、自分でもゴールまでの距離がなんとなくわかると思います。

 

クラフト系習い事

お花の教室では見本は答えにならない

それに比べて、お花はどうでしょう。

お花の教室でも見本があるところはあります。

ですが、材料が同じ、というわけにはいきません。

何度も言っているので耳にタコ、だと思いますが、お花には全く同じ大きさ、同じ色、同じ形のものはありません。

したがって、そのお花を使ったから成り立つ見本であって、全く同じ材料を使えない以上、再現性は低いわけです。

だから、生徒さんが自分に与えられた花材でその見本の模倣にチャレンジしたところとて、どうやっても同じにはできないわけです。

そこでまず「難しい」って感じるはずです。

一通り作り上げてみて、先生に見てもらいますよね。

「ここはこうだといいですね。」と言われて直してもらい、確かにいい感じに出来上がりました。

でも、ここで生徒さんの心に浮かぶのは「なるほど!わかった!」ではなく、「そうなんだ?」だと思います。

また、「いいと思いますよ~」と言われたとしても、これまた生徒さんの心に浮かぶのは「そうかな?ほんとに?どのあたりが?」だと思います。
(満足のハードルが低い方なら、「やった~」となるかもしれません。

こんな風に、「お花」という素材が同じものが二つとないものである以上、見本が有効ではないし、その結果、日々のレッスンに安心感は生まれにくい、ということがわかります。

クラフト系習い事を修了した後のこと

では、クラフト系の習い事を一通りのレッスンを受けて、修了したとします。

その後ってどうなりますか?

修了したということは、「一通りの技術を伝授しました」ということになります。

ここがポイントです。

「技術を習得」なのです。

例えば、一通り習い終えて、自分で早速やってみよう!となったとき、
こんなのを作ってみようと思って材料を揃える
自分の好きなデザインを考えて、どう組み立てるか考える
ことはできますか?

そうなんです。
クラフト系の習い事は、技術は身につきますが、その後の創作は本人のやる気次第、となるのだと思います。

こればかりは、本当にその人の性質によるものが大きく、それが苦しい人もいるのではないかと思います。
(私はこの辺りが全くダメでして…)

フラワーアレンジメント教室の見本

お花の教室では初めから応用力を鍛えているのだ

お花の場合、見本というのはあくまで目安にすぎず、毎回、自分に与えられた花材で何ができるか?を考えなければなりません。

お花のレッスンとは、フラワー”デザイン”レッスンですので、初めから応用力が問われるのです。

デザインなのだから、答えはないわけです。

だから、お花ってセンスよね、と言われることが多いのでしょう。

お花の教室では、毎回、自分の思い通りにはなってくれないお花を相手に、格闘して、デザイン力を磨いていくところなのです。

だから毎回苦しいのは無理もないんですよね。

ただですね。
お花はやっぱりセンスだけじゃないんです。

お花に対する知識、とは言ってお花の名前とかそういうものではなくて、デザインするときに見極めるポイントを知ることが大切なのと、自分の頭の中に「きれいなデザイン」のストックをできるだけたくさん入れること。

それができれば、センスなんてものが必要ないくらい、お気に入りの作品が出来上がるのです。

クラフト系習い事とお花を習うことの決定的な違い まとめ

まとめますと、お花の教室で行われているのは、初めから応用力が必要な事なので、「たのもーーっ」というスタンスで習うべきなのです。

“うまくなってる”という実感はなかなか湧いてこないと思いますが、確実に上手になっているはず。

それが感じられる瞬間がきっと来るので、信じて待ちましょう。

フラワーデザインレッスンの道は、遠くて険しく感じるかもしれません。

でも、逆にゴールが見えないからこそ、夢中になってずっと道を究めたくなる、長く続ける意味のある素敵な習い事なのだと思います。

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