にこはなでは、体験レッスンに来ていただいた方に、体験前にアンケートをお願いしています。
その方に合ったお話をするためだったり、こちらが提供できることとその方が求めていらしゃるものが一致しているか?などを確認するためだったりするのですが。
質問の中に、「体験にいらっしゃった理由は?」という問いがあるのですが、80%の方が「ホームページのお花が気に入った」と答えてくださいます。
毎回思うのですが、みなさまの野生のカン(?)ってすごいです!
実はにこはなスタイルって、みんなが本当に飾りたいおうち花って、どんなもの?をとことん突き詰めてたどり着いたオリジナルのスタイルなのです。
プロフィールにもありますが、にこはな講師の中村はどこの協会にも属していませんし、どこかのスクールで勉強してきたわけでもありません。
ただただ、お花屋さんで培った装花やギフト花の技術やテクニックをもとに、これまで来てくださったたっくさんの生徒さんの「こういうのが好き」を観察し、耳を傾けて形にしていった集大成なのです。
そんなオリジナルな世界観。
どう表現したらみなさんに伝わるのかなぁ…といつももどかしく思うのですが、なかなかぴったりくる言葉が見つからず。
どんなに熱く語っても、お花が大好きなみなさんの「これが好き!」「何となく気持ちいい」にはかなわないよね、と思うのですが、今回はがんばってその辺りについて語ってみようと思います!
教室・スクールで教えられているのは、装花とギフトのお花がほとんど
フラワーアレンジメントというと、吸水スポンジにお花を挿してデザインしていくものです。
その歴史は実はとても古く、もともとはきちんとした身分の人が関わる儀式などの「装飾のため」だったので、贅沢にお花を使うものでした。
そこから始まっているということはつまり、「フラワーアレンジメントは装飾のためにお花をデザインするもの」というのは、前提条件ってことですよね。
そこから、様々な国で時代と共にスタイルが変わっていくわけですが、前提はかわりません。
つまり、フラワーアレンジメントは基本は「場を盛り上げるための花」なんですよねぇ。
現在でもそこは変わらずで、結婚式などのイベントの装花はもちろん、お誕生日などに送るお花も、もらった人の気分をアゲるのが目的ですよね。
「おめでとーーーっ!」
「盛り上がっていきましょう」
という目的のものなのだから、作品サイズも大きくゴージャスで、使われている花材も華やかな色で大ぶりなもの、というのは当然のことなのですよ。
その前提があって、それを教えてくれるのがフラワーアレンジメント教室ですから、教えてもらえるのはやっぱり「気分を盛り上げるお花であり、デザイン」なのはすごく当然なことだと思うのです。
にこはなスタイルはどんなデザイン?
ではにこはなスタイルってどんなもの?と言いますと…
けっしてあなたのテンションを「盛り上げ」ません。
あなたの生活にそっと寄り添って、あなたを癒す花です。
だから、ちょっと地味かもしれません。
使っている花材は、どちらかというと小ぶりで儚い感じのものが多いです。
色味もバーーン! ってくる感じの色味ではありません。
「フラワーアレンジメントは足し算」と言われていますが、そういう意味ではいわゆるフラワーアレンジメントというジャンルには当てはまらないかもしれません。
なぜなら、にこはながデザインで大切にしているのは、「空気感」なのです。
お花もりもりでつめつめではなくて、風通しが良い雰囲気を決して少なくないお花たちで表現していくのです。
言ってみれば、足し算をしながらも引き算になっている、という技術を使っているのです。
(平面である画像だと伝わらないのがもどかしいですが。)
にこはなスタイルはリアルで見てほしいフラワーデザインです
にこはなスタイルは「フラワーアレンジメント」と名乗っていますが、それは吸水スポンジを使用しているという条件だからというだけなのかも。
自然の一部を切り取って、おうちの中に持ってきた。
そんな世界観を作っているという意味ではいけばなに近いのかもしれません。
風と空気を感じるフラワーデザイン。
これは実際に見ていただかないとどうにもこうにもお伝えすることで儀ません。
見ていて気持ちに良いお花たちをお部屋に飾れるようになりたいなぁ…とふと思った方は、ぜひ体験レッスンにいらしてみてくださいね。