むかーしむかし。
にこはながまだ中村宅でレッスンしていた頃のお話。
ある一人の小学生が、お花のレッスンのお手伝いしてました。
レッスンに参加してくれる人たちは、何も言わずに彼女を温かく見守ってくれていましたとさ。
あれからもう8年。
そんな彼女も一人前の高校生です(笑)
最近は、「学校に行かない選択」というものが、わりと広まってきているな~と感じます。
SNSの普及もありますよね。
不登校応援的なハッシュタグもたくさん見かけます。
うちの子が不登校だった当時、「不登校 低学年」で検索してもほとんどヒットしませんでした。
でも、うちの子の場合かなりの先駆者(笑)だししかも低学年だったので、理解はされないのはもちろんのこと、行き場所がありませんでした(-_-;)
(まぁ、あっても行かせるのは至難の業でしたが)
今回は、「学校に行けない」「学校には行かない」というお子様をお持ちのお母様に、
ちょっとだけ菊池家の不登校経験談をさせていただこうと思います。
“学校に行かないこと”を悪いことだと、一番強く思っているのはお子様です
気づいていますか?
実は
「学校に行けない子」または「学校には7行かない選択」をした子は、本人が一番「学校に行っていないこと」を
「普通ではないこと」
そして
「悪いこと」
だと思っていたりします。
なので、外に出たがらなくなってしまうのです。
だって、昼間に外に出たら、
どこに行っても
「あらー学校お休み?」
と満面の笑みで声掛けされてしまいますから。
(あ。その方は気遣いで声掛けくださったんですけどね)
実際に声かけをされていないにしても、
「世の中の人がみんな、平日のこんな時間にどこから見ても小学生の子がそこにいたら、
おかしいと感じるに違いない」と思っていたようです。
母も理解しなくては・・・と思いつつも、心の片隅に(いや実は中央に)
「ただ普通に学校に行ってほしいだけなのに、どうしてうちの子はそれができないんだろう?」
という気持ちがありませんか?
私はありました。
普通でいてくれれば楽なのにって。
不登校時代の様子はniko☆kidsのブログで詳しくお話しています。
気になる方はこちらへどうぞ。→ 生まれてから不登校までの話(niko☆kidsサイト)
原始人のような我が子を外に出すためにしていたこと
うちのは学校に行かなくなってからは髪はボーボー、一日中バジャママンでした。
まさに貞子って感じで悲惨でした。
行かない期間が長引くにつれ、
「なんとか学校に行ってほしい」と考えることが逆によくない。
もうこれからずっといかないということを覚悟しよう。
と本当は行ってほしいという気持ちを見えないところにしまうことにしました。
そこで、
「このままずっと行かないなら、このまま暮らすのもなんじゃない?」
と思い、本人に話しをして、世の中に出すことにしました。
そのために私がしたのは、行く先々で事情を話して
“大人と同じ扱いをしてもらうようにお願いすること”
でした。
私はにこはなの仕事を手伝っていましたから、
時には一緒に市場に仕入れに行ってみたり、
レッスンのお手伝いをしてみたり。
なので、市場の方や生徒さんにこそっと事情を話して、
“いるのが当たり前”という風に振る舞っていただきました。
些細なことではありますが、
「学校に行っていない自分を普通に受け入れてもらう事」
それは
「そのままの自分を受け入れてもらえた」
という自信につながったのではないかなと思います。
学校に行ってなくても行ける場所を作りませんか
もうこのまま学校に行かなくてもいい、と腹を決めたとき、
ちょっと心配だったのは、「何もせずに無気力で日々を過ごすこと」でした。
なんでもいい。
楽しいと思うこととか夢中になれるものを見つけるには、実はよい機会だったりします。
私も当時、学校をやっている時間でも受け入れてくれる習い事はないか?といろいろ探しました。
(他の小学生と会うことをいやがっていたので)
でも、なかなか理解が得られず、見つけることはできませんでした。
なので、にこはなでは絶賛受け入れます。
いまにこはなでは、お花の教室とロボット教室をしています。
もしおうちで過ごす毎日を選択した方で、行ってみたい・試してみたいと思う方がいましたら、
ぜひ体験にいらっしゃってください。
通常のクラス以外の時間でもお受けできる日時があります。
ロボット教室はこんなところです。
プログラミング教室はこんなところです。
お花の教室はこんな感じです。
不登校のお話はniko☆kidsのサイトで詳しくお話しています。
また、不登校・不登園・繊細過ぎるお子様をお持ちの方のためのお茶会も開催しています。