私は小学校や中学校の頃、学校に行くのがとても嫌でした。
何か大きな理由が?と言われてもいまだによくわかりません。
ただ、楽しくなかった。
行く理由が見つからなかった。
それだけかも。
それでもひたすら通い続けてみた私が大人になって、わかったことがあります。
今は真っ暗闇で先が見えず、一生楽しいことなんかないにちがいないって気持ちになっているあなたに、
意外にすぐ明るい未来が待っているかもよってことをお話したいと思います。
人の顔色がとても怖くていつもびくびくしていました
私は小さいころから何となく人の気持ちの上がり下がりをキャッチするアンテナが鋭かったのでした。
自分が理由じゃないかもしれないけれど、周りの人の気持ちが下がっているのをキャッチした時、
「何かしてしまったんじゃないか?」
とか
「嫌われているのではないか?」
と不安になり、
その場にいるのが苦しくてたまらなかったり、次にその人に会ったときに顔が見れなかったりということがしばしば。
自分にはあまり人の悪口をいうとかいう欲求がなかったせいか、人がそういうことを口にしているのがいたたまれなくて。
さらに、もし自分のことを言っているのをうっかり聞いてしまったり、親切にも(笑)「こんなこと言ってたよ」なんて親切に教えてもらっちゃったりした日にはもう・・・!
周りの人がぜーーんぶ敵に見えて、心安らぐ場所なんて学校にはまったくなかったのでした。
つらいって親には絶対言えない。行き場もない。
で、そのことを自分の親に言えたかというと、まったくそんなことはできなくて。
だって「嫌われているのかも」なんてことを親に知られてしまったら、
自分の価値が下がるような気がするし、がっかりさせてしまう気がして怖くて話せませんでした。
それに、「皆勤賞は美徳」という思想を持った親だと知っていたので、どんなにつらくて行きたくなくても「いかない」なんて選択はありませんでした。
自分には、学校と家以外の場所なんてなくて、そのどちらかしか選べないって思ってましたから、
自分を殺して通い続けた感じです。
「生きてる」とか「楽しい」とかそんな感情はどこかに行ってしまった、そんな毎日でした。
みんなが「ここに行きたい」と思って選ぶ「高校」という場所は、中学なんかとは全然違うところだった
私は結局ヘルプもできずに自分を殺して通い続けたわけですが、学校がつまらない分、ひたすら勉強をしていたので、小さな町を抜け出して、大きな町のわりとレベルの高い高校に入学することができました。
そしたら、なんと空気が全然違ってたんです。
頭がいい上にスポーツもできてかわいい、なんて子が山のようにいて。
そこには妬みとかまるでなくて。(女子高だってこともあるかも)
みんながそれぞれに自信に満ち溢れている感じでした。
相変わらず人を信じることができなかったので、勝手に寂しさを感じたりはあったけれど、
中学の時のような息苦しさはなくて、こんな世界があったんだ、って感じでした。
大学に入ったらさらに自由だった!
そして大学生になってみたら(受験は失敗したんだけどね(笑))、さらに自由になります。
だって、固定された少人数のクラスなんてものはなく、自分で選んだ授業に自分の意志で参加するのだから。
朝晩のホームルームもよくわからないスピーチもない。
縛られるものがなーんにもないのだ。
(ただしきちんと卒業するためには自制心とか計画性とかは必要)
自分の興味のあるサークルに参加すれば、学年も学科も、ともすれば学校だって違う仲間と触れ合える。
そこには価値観が同じ人との出会いがあったり。
そして、アルバイトをすることで疑似社会体験ができ、自分の新しい価値に気づくことだってできる。
自分なんて何をやっても駄目だ…なんて思ってたのに、「必要とされている」そんなうれしい感覚を感じることもできました。
小学校や中学校が特殊な場所。行かなくても全然いい。
何が言いたいかというと、大きくなって分かったのは、
公立の小学校や中学校のように、
地域と年齢だけでわけたコミュニティに閉じ込められた状態
っていうのは、長い人生の中では極めて「普通じゃなくて特殊」な環境で、それ以降そんな環境に陥ることはそうそうないってこと。
そこで頑張れなかったら、乗り越えられなかったらどこへ行ってもダメ?
そんなわけない
学校というコミュニティでうまくやれなかったら、将来困る?
そんなわけない
私は大人になってから居心地のよい空間だけに身をおいて過ごしています
学校に行くことって『義務』教育なわけだから「義務」なんでしょ
子供が行きたいって望んだら、親にはいかせる「義務」があるの『義務』教育です。
行かなくても卒業できちゃいます。
でも、お勉強だけはした方がいい。
だって、今の日本では学力しか自分の可能性を広げる手段はないから。
でも、自分の得意なことを見つけて伸ばしていくって方法もあります。
親がわかってくれるとは思えない…
今はいろんな人に助けを求められる手段がたくさんある。
手元のスマホで検索してみて。
わかってくれる大人がたくさんいるよ。
見つからなかったらにこはなにおいでね。
お花に囲まれながら、のんびりお話ししましょう。