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フラワーアレンジメントのオンラインレッスン・動画講座を選ぶときに注意すべきこと

ここのところの世の中の情勢の変化によって、いろいろなものが非対面になり、簡素化されました。

それによって増えたものの代表の一つに「オンライン化」があります。

そもそも対面でやる必要がないものがたくさんあるのも事実で、これを機会に、そういうジャンルに関わる方々が重い腰を上げた、という意味では意味のある大きな進歩だと思っています。

オンライン化によって、国境をも超えて交流すること、学びを加速させることができるようになりました。

また、リアルな距離を超えることだけではなく、自分の中のココロの壁を超えることもできるものでもあります。

対面だと怖くていけない、自分のレベルてこんな講座を受けていいの?という戸惑いだったりとか、そういうものですね。

そういうものを超えるきっかけをくれた、可能性をものすごく広げてくれるツールでもあります。

ですが。

どんなに技術が進歩したとしても、リアルでなくては伝わらないものがある。

私はそう思うのです。

目次

「付属の動画で組み立て方を解説しているから安心」

当然ながら、レッスンのオンライン化の波は確実にお花の教室業界にも流れ込んでいます。

さまざまな教室のレッスンがオンライン化されていくなぁ…とウォッチングしているのですが、
花材を送って―のライブレッスンで細かく…
というものから
自分で花材を用意して、動画レッスン
までやり方は主催者によって様々です。

なので、みなさんにはもし利用するのであれば、価格だけではなくて、詳細をしっかりチェックし、ご自分に合ったスタイルをしっかり見極めて選んでくださいね。

そんな中に、気になる言葉を見つけたので、ちょっとみなさまに伝えたいことが…

「付属の動画で組み立て方を解説しているから安心」的な言葉。

みなさん、気づきましたか?

「組み立て方」!!ですよ。

おそらく、この方はお花をアレンジするための順番的なものがわかるヨってことを言いたかったのだと思うのですが…

言葉尻を捕まえてイチャモンつけたいわけではないのです。

この言い方をするってことは、この方はどこかで、フラワーアレンジメントをパーツを組み立てるだけのクラフト的なものという解釈をしているのではないかと思ったわけです。

で、みなさんにはそんな風な勘違いをしてほしくないな…と思ったのです。

ここは声を大きくして言いたい!

お花はただ準備された花を組み立てればできるもの、ではないのじゃ!

みなさまの中にも、組み立てれば簡単にできるのに、どうしてうまくできないの?という疑問や悩みを抱えていらっしゃる方がいるのではないかと思うので、どうしてそんなものではないと言いたいのか?について、説明しますね。

コスモス フラワーアレンジメント 教室 作品

お花は2つとして同じ形・同じ色はのものない

お花というものは、たとえ同じ品種の同じ色出会ったとしても、人間と同じようにまったく同じ色・形・大きさのものはありません。

それぞれが微妙に違っています。

おそらくですが、相当の価格でない限り、それにピッタリ合った花材セット付きのものを手に入れるのは至難の業です。
(そんな簡単だったら、私達も花材選びに困ったりはしません)

だから、”この花の後ろにこの花を挿します”という手順で導かれたとしても、
後ろに来る花の色が妙に濃かったらバランスが取れないし、
妙に小さかったら、もはや前の花に隠れて見えなかったりもします。

こんなイメージで伝わるかしら???

おそらくですが、組み立て型通りにやったのに、何かおかしい…ってなる人が多数だと思います。

出来上がりのイメージが全く違うってことがあり得るので。

これがプリザーブドフラワーだったり、アーティフィシャルフラワーだったりの、完全に定型、またはほぼ同じ形・大きさ・色味を揃えられるものだったら、組み立てればできる、は正解です。

でも、生のお花では無理なのです。

指示通り、見本通りにやってもうまく行かない。

それが生のお花のつらい所であり、おもしろい所でもあるのです。

なので、組み立て動画がついているアレンジメントセットを購入された方は、そこを覚悟して、ある程度自分で工夫することは必須だと思ってくださいね~

もちろん、花材は自分で揃えるという教材も、かなりの難易度だと覚悟してください。

満足度は人それぞれですので、選択は自由です(*^^*)

フラワーアレンジメントは”センス”も必要ない

えー。これなら私にもできると思ったのに…
やっぱりセンスがないとダメってことか…
ところがところが。
センスもいらないんじゃ

手順通りに組み立てたり、見本通りにすれば出来上がるのなら、私にも…! って思われる方も多いかもしれません。

何度かお花を飾ることにチャレンジして、「私、センスがない」って悲しい気持ちになった経験があったりしますからね。

でもでも。大丈夫。

実はお花のプロとして、活躍したいというわけではないのであれば、まずセンスは必要ありません。

必要なのは「自由な心」「立体でとらえたデザインの蓄積」だけなのです。

自由な心でお花と向き合う、それが実は、人によってはとても難しいことだったりしますよね。

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でも、人によっては簡単だったりもします。

それは、普段どれだけみなさんが、自分の気持ちにブレーキをかけて生きてるか?にもよるのです。

お花と向き合うってことは、ある意味自分と向き合う事だったりするのです。

何と深い…(笑)ディープすぎでしたね。

ここについてはまた別記事でガッツリお話しますね。

ということで、”お花を素敵に飾りたい”という、お目が高いあなたは、お花は組み立てるだけではうまく行かないってことをお知らせしたくて、この記事を書きました。

参考にしていただけたらうれしいです。

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