にこはなが一番力を入れていること…なんだと思いますか?
それは仕入れです。
お正月だけではないのです(笑)
そして、次に力を入れているのは、仕入れ後の選別や開花調整なのです。
どんなことしてるのか?から、どうしてそこまでしてるの?まで、にこはなのレッスンが生徒さんを上達させることができる秘密に迫ります。
仕入れは自分の目利きだけが頼り
にこはなでは、レッスン花材の仕入れは自らの目でお花を確認してしています。
お花部分のサイズがとても重要なのですが、注文ではサイズ指定まではできません(当たり前ですか…)
また、お花というものは本当に色味が微妙にたくさんあります。なので、「黄色で」という指定で注文したとしても、レモンイエローなのか、オレンジイエローなのかは届いてみないとわからないのです。
そして、市場で直接”いま”輝いている花材を使用したい、という思いもあります。
さらに、ですよ。
実はにこはなのアレンジメントって、皆さんの想像を超える小ささです。小さい世界に箱庭を作る、そんな感じのデザインスタイルなのです。
それを実現するサイズの花材って、注文ではこれまた無理なのです。
というわけで、にこはなの講師は、朝一で市場に行き、お昼前まで巨大な市場を何往復もする、という形で、自分のこだわりに合った花材を自らの目で選び、購入しているというわけなのです。(市場ではまだいたの?と聞かれたり…)
仕入れ後の選別は鬼の目で
特に花はじめレッスンの花材は、必要量の三倍ぐらいの量を購入してきます。
どうしてかと言いますと、お花部分のサイズが大切だから、です。
なので、大量の花材から、サイズを測って適したものをピックアップしてレッスンに使用しているのです。
まだ咲きが甘い子がいたら、咲くようにおひさまに充ててあげて、咲いた暁には、レッスンに適しているかオーディションにもう一度チャレンジします(笑)
その他のレッスンに使用する花材たちも、選別します。
お花にはロットというものがあって、20本だったり30本だったりと、お花によって変わってきます。
ぎゅーーっと詰められて束ねて売られているので、包みをほどいてビックリ!なんてこともあります。
色が微妙に違っているものが混在していたり、すでに咲ききっているもの、まだつぼみが固いものなど。
そういうものもそれぞれに選別して使用しているのです。
どうして花材に対して厳しい選別が必要なのか?ー花はじめレッスンの場合
いつもいつも言っているのでしつこいよ~と言われそうですが、お花というのは同じサイズ同じ形なんてものはありません。
でも、花はじめのレッスンでは、できるだけ同じ大きさ形、同じ色であるお花を必要本数そろえることが大切なのです。
色が違っていれば、飛び出て見えたり、落ちているように見えたりします。
サイズが違えば、間違った挿し方と理想的な挿し方の違いが分かりにくくなったりします。
人の目は何かと便利で自動調整してくれちゃいます(-_-;)
なので、それに騙されないことが大切だったりします。
そのあたりを知ってもらうためには、できるだけ同じ大きさ形、同じ色で花材をそろえてあげることが必要で、これが上達のためには絶対必要なことなのです。
どうして花材に対して厳しい選別が必要なのか?ーその他のレッスンの場合
旬の花材を使用しつつ、皆様に教えてあげたいお題というものがあるわけです。
作品全体の比率だったり、見え方だったり。
それをわかりやすく伝えてあげることが、「なーるほど」を発生させて、自分の中に生きた使える知識として蓄積させる子ができるのです。
中村自身のように、キャリアが長ければ、いろいろな合わせ技でえいやっとすることはできるわけですが、生徒さんにはそうはいきませんよね。
だから、わかりやすく形になりやすく。なおかつ、触れていて心が躍る花材を提供したい。そんな情熱がふつふつと燃え滾っているというわけです。
上達するレッスンは準備が9割のまとめ
同じ形・同じ大きさ・同じ色が二つとない生きているお花の世界で、そんなことを突き詰めるなんて馬鹿だ。
そんな声がもしかしたら、同業者の方からは上がるのかもしれません。
でも、
生徒さんに上手になってもらいたい。お花と触れ合って豊かな気持ちになってほしい。
それだけなんですよね。
そのためにできることは、すべてしたい。そんな教室なのです。にこはなは。
実際にどんどんうまくなっていく生徒さんを見るのが、何よりのご褒美ですから。