「”センスがなくても大丈夫!”と書いてあったので・・・」
と体験にいらっしゃる方が最近多いです。
「もちろん!本当ですよ。センスなんて必要ないんです。」
とお話しするのですが、体験レッスンが進んて行くうちにまた
「センスなくて・・・」
という言葉が出てきます。
もしかしたら、ここで出てきた”センス”という言葉は自信のなさの現れなのかもしれません。
ですが、ですが。
体験レッスンに来てくださったあなたは、
「お花の先生に教えてもらって、素敵なお花が作れるようになりたい」
と思うからいらっしゃったんですよね?
自分に自信があって、ちょいちょいっとできて、
「なかなか上手(^▽^)」と自分で思える、自信のある人
だったら、にこはなにはいらっしゃっていないはず。
にこはなの体験レッスンは、
自信がない
お花について何もわからない
そんなあなたのために作った、花こころマスターコースを、ちらっと見ていただくためのものなのです。
だから安心してお花と触れ合ってみてほしいのです。
お花屋さんの雑用で気づけば身についていたこと
にこはな講師中村は、ご存知のように某大手のお花屋さんで長く働いていました。
「さぞかしそこでたくさんの作品を作っていたんだろうな・・・」とお思いでしょ?
実は違うのです。
なにかと不器用な(人間関係もね)中村は、長い社員生活の半分以上は地味な仕事ばかりしていました。
1日に何回転もする宴会場の花をバーティーが終わった後にひたすら抜く作業。
ホテル中を回って、一輪挿しの花を取り替えたり、観葉植物の葉っぱの掃除をしたり。
これらは、人によってはツマラナイ、ただの作業なのかもしれません。
「やればいい」とこなすだけ人もいると思います。
でも、実はそれらは決して無駄ではなかったのです。
それぞれの仕事の中に、今の彼女の技術につながるいろいろなヒントがあったのです。
もちろん、その時は気づいていませんでしたが、そういうところで何の気なしに見ていたこと、していたこと、感じていたが、今していることの血や肉になっているんだろうね、なんて話をたまにしています。
ベストキッドという映画をご存知ですか?
(私が見たことがあるのが1984年版。2010年版はどうなのかちょっとわからないのですが…)
主人公はカンフーを教えてほしいといったのに、お掃除やらなにやらやらされて不満爆発。
ところが実はそれらが基礎的な動きを極めるための訓練だった、というくだりがあります。
にこはなの「花こころマスターコース」の1STEP がまさにこれです。
やっているときは意味が分からないかもしれませんが、いずれここで学んだことが必ず花開きます。
中村が雑用の中で気づいたら身についていた、実は”お花を花らしく活ける”には絶対必要なことを、ぎゅっと凝縮して教えています。
お花屋さんの現場で先輩に言われた言葉「花に聞け!」
中村が15年のお花屋さん勤務で心に残っている言葉があります。
卓上花などを作っていても、現場では何も教えてもらえません。
見て学ぶしかないのですが、中村にはどうしてもわからず、先輩に聞きました。
「どうしたらうまくさせる挿せるようになりますか?」
その答えが
「花に聞け!」
でした。
その当時は「???」だったかもしれませんが、今ならまさにその通り!と思います。
お花はひとつひとつ違っているもの。
だからこそ、「こうすればいい」というマニュアルはなく、ひとつひとつのお花の姿と向き合って作り上げるものなのです。
今のにこはなの基本精神がここにあります。
この辺りを「花こころマスターコース」の2nd STEPで学んでいただけるはずです。
結論!お花はセンスではなく訓練。努力の積み重ねなのです!
このように、今、生徒さんから「すごいっ」「素敵~」と言われる作品を作れる中村ですが、センスなんて言葉とは程遠く、努力の塊でできた人なのでした。
すべての花仕事に真剣に向き合ってきたからわかった、コツやカンを惜しみなく捧げているのは、そこを皆さんにわかってほしいから。
そして、本当に楽しいお花の世界に皆さんを連れて行ってあげたいからなのです。
「お花が好きという気持ち」を持ち続けて、レッスンで振りかかるさまざまなナゾに負けず中村を信じてついていけば、必ず上手になります!
「たのもう!」という気持ちで体験レッスンにいらしてくださいね。