「私、センスないんです…」
お花の教室に関わっていると幾度となく耳にするこの言葉。
お花はセンスじゃないんだよーーっ話は、このサイトでは何度も主張していますが、
にこはなでお花を習うってどういうことなの?
とか
本当に上手になるってどういうことなの?
とか
一般的な教室とどこが違うの?
について、私の頭の中では分かっているものの、なかなか言葉にできないなーともどかしく思っておりました。
この度、ついに! うまくわかりやすくお伝えする方法を思いついてしまいました。
きっとあなたも、これを読んだらなんとなくわかるはず。
誰にでももともと「フラワーアレンジメントのデザイン力」は存在する
誰にでも「デザイン力」というものは存在しています。
で、その「デザイン力」には3種類あるかな、と思います。
生まれつきもっている感覚が鋭いバランスタイプ
もともと持っている感覚がするどくて、バランスをとるのがうまい人つていますよね。
そういう人は、幅とか長さとかに対する感覚が鋭くて、違いが判るので、紙上の配置などがとても得意です。
なのでフラワーアレンジメントでも、シンメトリーを好みます。
それはそれで良し! なのですが、このタイプの方は、そのバランスを崩したい!という欲求がある場合が多いです。
また、お花は一つとして同じサイズ、色形はないので、どうしてもシンメトリーにならずに苦しむこともあります。(それ私(-_-;))
巷に溢れる画像などを見て吸収できる学習タイプ
いろいろな画像や人の作品などをみて自分の脳にインプットし、それを再現できてしまう人がいます。
視覚優位なのでしょうか。
見ているものがスマホで見る画像などの平面であると、フラワーアレンジメントが立体なのにもかかわらず、平面の作品ができてしまう難点はありますが、それなりに作り上げることができるタイプです。
でも、この場合も、頭に描く理想の形の画像が鮮明であるがゆえに、思った位置にお花の部分が配置できない・・・と苦しむことがあります。
お花には重さがありますから。
芸術肌で自由な発想ができるタイプ
生まれつきの芸術脳で、自由にデザインできる人がいらっしゃいます。
その中には全く法則性はないのにも関わらず、絶妙なバランスが取れてしまうタイプ。
この方たちが周りの人に「センスあるよね」と言われることが多い人たちですね。
もともとのデザイン力のみで作品を作り続けるとどうなるか
どんなタイプにしろ、もともと持っているデザイン力で作品を作り続けると、どうしてもパターン化していきます。
端から見ればワンパターンには見えないのですが、自分自身でいつも同じパターンになっていること気づく、というのが正しい言い方かもしれません。
つまり、自分の作品に飽きてくるわけです。
周りを見渡すと、自分にはない発想や表現方法がたくさん。
そうなると、「そっちの方がなんだか素敵。なんとか自分のパターンから抜け出したい」となります。
でも、そうそう自分だけの力・発想ではその世界から抜け出すことができません。
「そうだ。こうしてみよう」とあえて自分のやらない方向でやり始めてみたものの、どうにもならない。まとまらない。どうしよう・・・
そんな経験のある方、いらっしゃいませんか?
ここで挫折してしまう方も多いと思います。
ある意味、この時点から「脱・軽い趣味」の世界に入っていくのかもしれません。
ここで「まぁ良いか。私は私」で終わるのももちろん正解。
でも、「もっとこうなりたい」を形にするには、自分の力だけでは無理なことが多いです。
それはなぜかというと…
あなたがこれまでにしていたフラワーアレンジメントのデザインは、もともと持っているものを出していただけに過ぎないからです。
言ってみれば、実はあなたの頭の中を木に例えると、その木にはたくさんのデザインの実がなっていますが、それぞれにそれ程のバリエーションはなく、さらにその木には根っこがないっていうイメージです。
自分の作品のパターン化から抜け出したいなら
もし今あなたが通っている教室が、「楽しみましょう」を大切にしていたり、見本があって先生が手直しして終わり、なところでしたら、あなたのその夢はかないません。
この高い壁を乗り越えるには、どこで、何を、どんな風に習うか?が大切になっていきます。
普通の方には(ともすると教えている人たちも)、「こうなるにはどうしたらよいか」の具体的な説明を言葉にすることはできないと思うので、教室選びはさらに難航するでしょう。
自分の何をどうしたら、自分のパターンから抜け出せるか?
や
自分に何をプラスすれば、もっと上手になれるのか?
が全く分からず、言語化できなければ検索することも人に尋ねることもできませんよね。
どこに行って、何を学べばそれが叶うの?誰が教えて! って感じだと思うのです。
では、そんな状態のあなたにその答えをお教えしましょう。